”坐禅の会”報告

先日3月31日湘南鎌倉総合病院お産センター主催の、
妊婦さんの坐禅会のご報告ですー!
「自分の内部に意識を向け、ゆったりとした呼吸で心を整える坐禅」が、
妊娠中やお産にも生かせるものがあるのではないかという企画です。
湘南鎌倉の井上先生は、「医学はどんどん発展していて、お産でも異常になったときの
対応は進歩してきたかもしれないけれど、どうやったらお産が順調に進行するのかとか、
産婦さんが産むモードになるときの集中力とかは、医学だけでは計り知れないものがある。
禅にもそういう何か”産む力”の光になるものがあるのではないかと思う。」
というようなことを話されていました。


坐禅会中の写真がないのですが、「しょうなんメール」という月刊誌に
報告が載るそうなので、また記事が公開されたらおしらせします!
(↑は坐禅会の前にいった浄智寺での写真です。)

場所は鎌倉の建長寺で、普段から誰でも参加できる坐禅会など毎週
開催しているのですが、特に妊婦さん対象という企画は初めてだそうで、
今回は坐禅の時間も通常よりかなり短く、体験コースの内容でした。

私は坐禅自体初めてだったのですが、最初のお寺の中での歩き方
(手はぶらぶらさせず叉手(しゃしゅ)で、など)のお話からも、
何か自分の普段の生活の仕方から振り返らされるものがありました。
「禅の修行は坐禅中だけではありません。歩く時も、食事の時も、
仕事をしている時も、全てが坐禅と心得る。」と書いてありました。

妊娠中とかお産に向けて急に何かするより、やはり普段からの生活の仕方や
考え方が大事なのかと感じましたが、妊娠中は、より自分の生活や
心身のことに目を向けたり気をつけるきっかけになるので、
気づいたことを少しでも実践できるようにしたいです。

お話の中でお坊さんが、「よく正座のときに、親指を重ねて交互に
上下動かしたりするとしびれにくいとかいうので、私も最初はいろいろ
試してみたりしたけれど、私の結論は”微動だにしない”というところに
行き着きました。痛いものを、あー痛い、と感じてそれを受け止める。」と
お話されていました。
「痛いときに微動だにしない」という実際の方法は、お産のときには
当てはまらなさそうだけれど、心理的には痛みから逃げないことという
ことが当てはまるのかもしれません。
それでもやはり順調に進まないこともあるかもしれませんが、
それでもその状況でできることをすればよいのかなと思いました。

いろいろ考えさせられる会で楽しかったです。
ぜひまた坐禅の会に参加してみたいと思います。
ちなみにお腹の赤ちゃんの反応は、、、まだ胎動も時々
これかも?というくらいなので、今のところよく分かりませんでした。。