今日も静かな助産院です

今日は、神奈川県助産師会のオンライン会議が午前午後とあり、

熊谷さんと私はずっと和室にこもっていました。

県内でお産を取り扱っている助産院が集まり、事例検討をしたりいろいろ情報交換したりする会議で、

これまでは横浜の医療会館で対面で行われていたのですが、今年度はコロナ禍ということもあり、オンラインで開催されるようになりました。

対面の時は遠くてなかなか行きにくかったので、オンラインになったことで参加しやすくなりました。

他の助産院でどんな事例があったのかを知ること、またその時の対応についての意見交換は勉強になります。

 

 

助産院は入院さんゼロ、のんびり〜です。

 

というわけで、夜の内職・・・少しずつお産の声アップしています。

2019年4月〜5月、更新しました〜。こちらです。

 

産後入院さんの感想も更新してますのでこちらもご覧ください。

 

産後入院、10年以上前から受け入れはしてきておりましたが、今年は特にコロナの影響もあって増えています。

↑↑↑の皆さんの声を読ませていただきながら思うこと、

この辺りも産後ケアが早く市の事業になればいいのにな〜・・・

(お客さんたちの自己負担が少なく気軽に産後ケアが受けられるようになればいいのにな〜ということです。他の市町村はもう始まっているところが多々あります。)

 

産後ケアについて、今年に入ってから助産院のお客さんにアンケート調査させていただいておりましたが、一旦7月で集計したものをまとめて、関係各所に回って産後ケアを市の事業にしてしてもらえるようお伝えしています。

先日は茅ヶ崎でお母さんたちの居場所づくりをしている「ママほぐ」の代表さんと一緒に茅ヶ崎市の議員さんにお会いしてきました。

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木山こうじ議員、ママほぐ代表高村さんと

そしたらなんと奥様が助産院のお客さん!今まさに子育ての大変な時期!ということで、

熱心に話しを聴いてくださり、議会でどのように訴えたら産後ケアを知らない他の議員さんたちを説得できるか、一生懸命作戦を考えてくれました。

 

産後ケアが知られていない、それは世の中全体的に言えることです。

最近芸能人が情報発信したことで少し注目されるようになりましたが、

まだまだ知らない人はたくさんいます。

なので、産後ケアにお金をかけることが理解してもらえない、税金を使って事業化する意義をわかってもらえないという壁があるわけです。

 

産後の辛い時期、一番身近なご主人や両親にさえその必要性を理解してもらえず、なかなか産後ケアの利用に踏み切れなかったという人もいます。

辛かったけど、みんなそうやってがんばっているんだし、自分もがんばらなきゃいけないと思っていたという人、たくさんいます。

 

昔、産後は実母など周囲の人のサポートを受けるのが当たり前でした。

でも今は、親子関係が変化してきていたり、実母も高齢でサポートできない、介護で家を離れられなかったりと、家族の状況が昔とは違ってきています。

そしていつの間にか、産後のお母さんたちが無理して動くということが当たり前のようになりってきてしまっているな〜と、お客さんたちの話をききながら思うことがあります。

でもそれで調子を崩してしまう人、心と体の悲鳴を無視してがんばり続けてある日ガクッときてしまう人がいます。

「産後にケアを受けることは当たり前」ということが社会全体に浸透して、助産院のような産後ケア施設を当たり前のように使ってもらえるになったらいいのにな〜と思いながら、

今は地道な活動をしていきたいと思います。

 

(かおり)