プライマルヘルス学会ご報告

こんにちは、あんどうです。
今日は先日参加したプライマルヘルス学会の感想をまとめてみたいと思います。

プライマルヘルスとは、受胎から生後1年程の間がその後の基本的な健康状態に大きな影響を与えるという考えです。
オキシトシンはお産の時に大事なホルモンですが、このオキシトシンを巡っていろいろな研究がなされています。
最近では、抗不安作用、痛みを和らげる作用、抗ストレス作用もあるといわれてます。

今回はシャスティン教授、獣医学の菊水教授、湘鎌病院の井上先生、オダン先生がそれぞれの研究からオキシトシンについてお話してくださいました。

私たちの印象に残ってることをお伝えすると・・・
オキシトシンは脳内だけでなく内蔵からも分泌されている。正常な細胞には増殖を助ける働きがあるけど、乳がんや結腸がん、卵巣がん、子宮体がんには増殖を抑制する働きがある。

・羊は出産後オキシトシンが鼻に分泌され、4時間以内に子どもの匂いで自分の子を認識する。生後4時間離されていると自分の子が分からなくなり子育てしなくなる。別の子羊でも匂いを認識すると、自分の子として育てるそうですよ。

・マウスは4カ所くらいおっぱいがあるみたいですが、4カ所同時におっぱいを吸わないと育児のスイッチが入らなくて、例えば2匹しか生まれず2カ所しか吸わないと親は育てずに殺してしまうそうです。

・ヒトも出産後90分くらいはママと赤ちゃんがskin to skin でくっついているのが一番良いのだそうです。生まれた赤ちゃんは自然に自分からおっぱいを吸おうとします。お互いの温もりでオキシトシンが分泌されて疲れが取れたり、愛情が湧いてきたりします。
他の動物達に離れてはいけない大事な時間があるように、私たちヒトにも大事な時間があるのでしょうね。

オキシトシンは触れたり、hugしたり、なでたりすることでも分泌されますよ。
オキシトシンを沢山分泌して楽しく過ごしていきたいですね!

・・・まだまだオキシトシンは奥深くお伝えできることも多そうですが、続きはまたいつか。


美味しいぶどうととうもろこしをいただきました。